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麻酔が効いてきて、感覚が無くなってきた。鼻のあたりまで痺れてくる。
医者:さあ、始めましょうか。
親知らずは過去1,2本抜いたことがある。
歯茎切って抜いたりしたことあるが、別にたいして痛かった記憶はない。
今回も別に特別ではないだろう。タカをくくっていた。
始まった。口の中で何がおこっているかわからない。その分恐怖も増す。
たぶん、今切ってるな。今親知らず触ってるな。その程度。
医者:はい、では抜きますね。
もちろんでかいペンチみたいなやつ。
めきめきめきめきー。
あがががががががああ、すんごい音聞こえる。あごごと持っていかれそうな勢い。
抜けない
医者:あごちゃんとおさえとけやー
歯科衛生士に怒鳴る。
抜けない
医者が肩で息をしている。いらいらMAX。
このあと3回ぐらい同じことをする
抜けない
方針転換
医者:抜けないので、親知らずを切って細かくしてから抜きますね。
言葉はやさしいがイラついてるのがよくわかる。
切りだした。
きゅいーーーーーーーんんんんんん
ががががっががががが
ぎりぎりぎりいいいいいいい
医者:ちゃんと吸引せえやああああ。
怒号。歯科衛生士さんがんばれ
ぎゅいいいいいいいんん
医者:はあはあはあはあ。切れたんで、抜きますね。
めきめきめきいいいい
ぐりいいいいいいいい
ああ、あごがとられっるうううう
医者:はあはあはあはあ。抜けました。
破片がある。たいして切ってないのね。もっとバラバラかと思った。
隠れてたくせに虫歯になってる。抜いてよかった。
医者:あと、縫って終わりですねー
無事終了。
ただ、地獄はこれからだった。
つづく
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